片頭痛予防注射(CGRP関連抗体薬)

片頭痛予防注射とは

片頭痛は、頭痛の中でも強い痛みや吐き気を伴い、日常生活に大きな支障をきたす疾患です。
「片頭痛予防注射」は、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質の働きを抑える新しい注射治療です。
月1回または数ヶ月に1回の注射で、発作の回数や重症度を大きく減らすことができます。

従来の治療との違い

  • 従来:発作が起きてから薬で抑える「対症療法」が中心
  • 予防注射:発作そのものを起きにくくする「予防療法」

片頭痛が起こる前にコントロールできる点が大きな特徴です。

対象となる方

  • 月に数回以上の片頭痛発作がある方
  • 内服薬では効果が不十分な方
  • 内服薬で副作用が出やすい方
  • 発作により日常生活や仕事・学業に支障がある方

※ 妊娠・授乳中の方や重い基礎疾患をお持ちの方は、医師と相談が必要です。

治療の流れ

  1. 診察・頭痛の評価
    頻度・症状・既往歴を確認します。必要に応じて頭部MRIなどの検査を行います。
  2. 注射の実施
    腹部・腕などに皮下注射します。数分で終了します。
  3. 定期的な継続
    月1回または数ヶ月に1回の間隔で行います。

効果

  • 発作回数が半減する方が多い
  • 発作が起きても軽くなる場合がある
  • 仕事・学業・家事など生活の質(QOL)が改善

副作用・注意点

  • 注射部位の赤み・腫れ・痛み
  • まれにアレルギー反応
  • 長期的な安全性も国内外で調査が進められています

費用(保険診療)

  • 保険適用があります
  • 3割負担の方で 1回 約13,000〜15,000円程度
  • 初診料・検査料は別途必要です

よくある質問(Q&A)

効果はすぐに出ますか?

早い方では1回目から効果を感じますが、多くは数回の継続で安定します。

内服薬と併用できますか?

はい。発作時の頓服薬や予防薬と併用可能です。

一生続ける必要がありますか?

数年間継続し、その後中止しても発作が抑えられる方もいます。経過をみながら調整します。

片頭痛予防注射をご希望の方は、総合内科の宮内医師の診療予約をおとりください